春は気温が上がり、日照時間も長くなる過ごしやすい季節です。人にとっては新しいスタートの時期ですが、ネコちゃんにとっては体調を崩しやすい「変化の季節」でもあります。冬から春への移行期は、抜け毛の増加、食欲や運動量の変化、環境ストレスなど、さまざまな健康トラブルが起こりやすくなります。今回は、春に気をつけたいネコちゃんの健康管理のポイントを詳しくご紹介します。
春は「換毛期」に要注意
春になると多くのネコちゃんは換毛期を迎えます。冬毛から夏毛へと生え変わるこの時期は、抜け毛が一気に増え、毛づくろいの回数も自然と多くなります。その結果、体内に毛が溜まりやすくなり、毛球症を引き起こすことがあります。
対策としては、こまめなブラッシングが最も効果的です。短毛種でも1日1回、長毛種なら1日2回を目安に行うと良いでしょう。ブラッシングは抜け毛の除去だけでなく、皮膚の血行促進やスキンチェックにも役立ちます。
食事と水分補給を見直そう
春は気温の上昇とともに、ネコちゃんの活動量が増える一方で、食欲が落ちる子もいます。冬と同じ食事量のままだと、栄養不足や体重減少につながることもあります。
この時期は、高たんぱくで消化の良いフードを選び、体調に合わせて量を微調整しましょう。また、暖かくなると水分不足になりがちです。新鮮な水を複数箇所に用意したり、ウェットフードを取り入れることで、自然に水分摂取量を増やすことができます。
春先に多いアレルギー・皮膚トラブル
春は花粉やハウスダストが増える季節です。ネコちゃんも人と同じように、くしゃみ、目やに、かゆみ、皮膚の赤みなどのアレルギー症状が出ることがあります。
特に室内飼いのネコちゃんでも、衣類や換気によって花粉が持ち込まれるため注意が必要です。部屋のこまめな掃除、空気清浄機の活用、異変が見られた場合は早めに動物病院へ相談することが大切です。
寄生虫・ノミ・ダニ対策も忘れずに

気温が上がる春は、ノミやダニなどの寄生虫が活発になる時期でもあります。完全室内飼育であっても、人の衣服や荷物に付着して持ち込まれるケースは少なくありません。
定期的な予防薬の使用は、ネコちゃんの健康を守るうえで非常に重要です。特に春先は、獣医師と相談のうえで年間の予防スケジュールを立てておくと安心です。
環境の変化によるストレスケア

春は引っ越しや模様替え、家族構成の変化など、生活環境が変わりやすい季節です。ネコちゃんは環境の変化に敏感なため、食欲不振や隠れる時間が増えるなどのストレスサインを見せることがあります。
安心できる居場所を確保し、生活リズムをなるべく変えないことが大切です。たくさん話しかけたり、遊びの時間を設けることで、心のケアにもつながります。
まとめ
春はネコちゃんにとって、体も心も変化に対応する大切な季節です。換毛期のケア、食事や水分の見直し、アレルギーや寄生虫対策、そしてストレス管理を意識することで、春を快適に過ごすことができます。日々のちょっとした変化に気づき、ネコちゃんの健康を守ってあげましょう。



